顧客との距離感

皆さんはこんなお店に入れますか。
私はとても入っていけません。

ここにたくさんのお客さんが流れ込んでいるのであれば、話は別ですよ。誰もお客さんは入っていかないんです。呼び込みだけは威勢が良い、そんなお店です。

お店に入っていくと、いきなり近寄ってきて「何か御用ですか?」というお店も苦手です。ちょっとどんな商品が置いてあるか見たかっただけなのに、なんか買っていってよ! ってオーラ満々で近寄ってくるんです。

これは私だけですか? そんなことはないはずです。日本人の多くは苦手なパターンではないでしょうか。

これと同じようなことをしている教会ありますよね。入ってきたら逃さないわよって感じ。初日から「ごはんでも食べていきませんか?」ってね、初対面の人に「ごはん食べに行きませんか?」ってデートに誘うようなものです。

もうちょっと言うと、そういう教会に限って、いざランチの時間になるとほったらかしだったりするんです。

私は「教会を開いていきましょう」と言っていますが、自由に「入ること」はもちろん、「出ること」も自由でなければなりません。「いつでも帰って頂いても大丈夫」という雰囲気作りは大事だと思います。それが本当に開くことだと思いますよ。

江戸時代はお店に商品を置かずに、座売り方式で顧客の要望に応じて商品を出していく方式でした。しかし明治時代になると商品を陳列して自由に商品をさがす方式に変わっていきました。今や、自動販売機はもちろん、セルフ方式のお店が増えています。

で、これは単なるコスト削減のためにやっているだけではなく、「自分でやったほうが楽」という人が昔に比べて増えていることにも起因していると思います。もちろん、セルフじゃない方が良いケースもあります。高級レストランはフルサービスを求めて行く人が多いですね。そうしたフルサービスが苦手な人はファミリーレストランにでもいくでしょう。

そういう時代の中で、教会もお客様との距離感を少し考えても良いのではないでしょうか。
その中で、うちはセルフ方式で、フルサービスで、と考えていけば良いと思います。

いちばん大事なのは、お客様の立場にたって考えることではないでしょうか。

著者紹介

丸山 泰地
丸山 泰地
・キリスト教会専門のホームページ制作事業「BREADFISH」代表
・これまで50以上の教会ホームページ制作に携わりました。
・「ホームページ制作屋さん」というより、教会の情報発信力の向
上をサポートさせて頂くのがミッションです。
・2015年にキリスト新聞で「スキルアップ講座 教会の情報発信術」を連載。「毎日更新してアクセスを増やせ」など間違ったホームページの考え方に警笛を鳴らした・・・つもりです。