P_20170503_140143_vHDR_On5月3日に浅草橋教会で行われた『教会的「宣伝会議」セミナー2017』を無事終えることができました。企画から運営に関わってくださった皆様には心より御礼申し上げる次第です。

※セミナーのスライドが欲しい方はお問い合わせフォームより請求してください。メールでお送りします。

さて、わたくし丸山が登壇させていただきまして、80分もお時間を頂戴しお話をさせて頂きました。
私の内容は、いのフェスや3月の名古屋セミナーをベースにしているので、当HPなどで動画をご覧になった方はほぼご存知の内容です。

わたくしの前には、キリスト新聞社「Ministry」編集長の松谷信司さんが総論的なお話をしてくださいまして、わたくしのあとにはtwitterで25000人以上のフォロワーを集めている上馬キリスト教会の中の人2名による発題もなされました。特に3者間で打ち合わせをすることもなかったのですが、それぞれ核となる部分は一致していると感じました。

さて、上馬キリスト教会さんのお話は、私の脳内にはあまりない内容ですので、とても興味深く聞かせて頂き、勉強になりました。補足説明も兼ねて、感想を書きます。

上馬キリスト教会の中の人(以降上馬さん)のされていることは、ふつうの教会には真似できることではありません。私は教会のホームページは「興味を持った人が教会に来てもらうための仕掛け」と言っているのですが、上馬さんがなさっていることは、「興味がない人にキリスト教に興味をもってもらう」ことなのです。これはまったく次元がちがう話です。ゲームですとか、遠藤周作さんや三浦綾子さんの小説ですとか、キリスト教が題材となっている映画ですとか、日野原重明先生のドキュメンタリーですとか、渡辺和子さんの講話ですとか、上馬さんのtwitterはそれと同じ部類なんです。1つのメディアを作り上げているんです。それが出来る人は本当にわずかです。上馬さんは「興味を持った人が(うちじゃなくて)どこかの教会に行ってもらえればいいと考えている」旨の発言をされてました。こんなふうに考えられる教会も多くないのではないでしょうか。

上馬さんを真似をしてうまくいくのかというと微妙なところです。なんといってもセンスが必要だと思います。上馬さんは「クオリティが高くなくてはならない」とおっしゃってましたが、適当にツイートしてるだけではだめなのです。また、同じ切り口では二番煎じに見られてしまいます。「教会がそんなこと言うか」というギャップが注目されている大きな要因ですので、みんながみんな同じことをすれば当たり前になってしまう可能性も大きいです。

ただ、こういうメディアを作ることができる人はキリスト教界にもっと増えてほしいと願っています。また、キリスト教を題材にしたゲームや小説などを生み出せる人材がもっと増えるといいなと思います。ただ、なんどもかきますが、それはクオリティが求められるのです。素人レベルのものではあまり意味がありません。

教会は、そうしたメディアを通してキリスト教に興味を持った人の受け皿になるのではないでしょうか。

もう一つ大きな「興味がある人が確実に教会に来ることができる仕組み」は、クリスチャン個人個人であったりします。「個人伝道」という言葉がありますが、その言葉は好きではありません。
ただただ、クリスチャンがクリスチャンとして社会に根ざしていく。貢献していく。信頼を得る。これが本当に重要だと思います。クリスチャンはもっと外に出なければならないのではないでしょうか。
クリスチャンは内輪で交わっているだけでは駄目だと考えています。もちろん「交わり」も大事ですが、それ以上に外に出て、社会に根ざし貢献する人が、増えてほしいと思います。上馬さんは外に出ていって、笑いや知識を提供して、社会に貢献して受け入れられているのです。
そこに「伝道」だとか「あなたもキリストを信じなさい」という空気はないんです。自分の商品を買って欲しいから、人に近づく人はまず嫌われます。まず隣人になる。寄り添う。相手の話を聞く。何かを差し出す。提供する。見返りを求めない。信じてくれなくてもいい。そういう姿勢が問われるのだと思います。

このセミナーに来てくれた人たちはとても熱かったです!
質疑応答はだいたい静まり返ることが多いんですが、時間切れになるまで質問があって、感動しました。とても良いセミナーだったと思います。

とはいえ、私は、ここのセミナーで語られたことが正しくって、他のやり方が間違っているとは思っていません。主はどういう形であれ、一人ひとりを愛され、用いられていくのです。こういう切り口があるんだと思って頂ければいいのかなと思います。大事なのは相手の立場にたって愛をもって伝えていくことなのです。

著者紹介

丸山 泰地
丸山 泰地
・キリスト教会専門のホームページ制作事業「BREADFISH」代表
・これまで50以上の教会ホームページ制作に携わりました。
・「ホームページ制作屋さん」というより、教会の情報発信力の向
上をサポートさせて頂くのがミッションです。
・2015年にキリスト新聞で「スキルアップ講座 教会の情報発信術」を連載。「毎日更新してアクセスを増やせ」など間違ったホームページの考え方に警笛を鳴らした・・・つもりです。