昨日の続きのような内容です。

「相手の立場にたって、文章を考えてみてください」

セミナーでの私の決まり文句です。

みなさんはホームページを作るとき、自分の言いたいことを書いていませんか。

はじめて会った人に、「わたしたちは」「わたしたちは」と教会自慢をしているようなホームページになっていないでしょうか。

たとえば、玄関に人がやってきて、こちらの様子を伺っていたら、まずなんて声をかけますか? それはきっと自己紹介じゃないと思います。「ようこそお越しくださいましたね。なにか御用ですか?」から始まります。教会のホームページもそんな言葉から始まったら素敵だなと思います。

もはや、教会のホームページは玄関であり、入り口であるといえます。

はじめて教会に来る人は、いろいろな不安を抱えています。はじめての場所はただでさえ緊張するもの。ましてや教会。

そうした不安や緊張を入り口で取り除くことが、ホームページの大きな役割です。

しかし、わたしたちはホームページとなるとつい自己紹介から入りがちです。

わたしたちが何者かという情報はもちろん必要ですが、それ以上にお客様は、この教会に来ると、どんなことがあるのか。なにが起こるのか。ということが知りたいのです。

「主日礼拝の紹介文を200文字程度で書いてください。」と教会のスタッフの方にお願いしても、みなさんなかなか書くのに難儀されます。そういうときこそ、はじめての方の視点で考えてみます。

「主日礼拝は毎週日曜に神様に会いに行く時です。そして日々の感謝を現し、神様の言葉を聞くときです。はじめて教会に来る方には意味が分からなかったり、ついていけないと思われるかもしれませんが、ずっと座って頂くだけでも全然構いません。ご希望の場合は受付でお申し付け頂ければ、ガイドを横につけることも可能です。耳に入る賛美歌や神様の言葉を取次ぐ牧師のメッセージを通して、少しでも感じていただけるところがあれば幸いです。」

礼拝の紹介文でも、相手の立場にたつと、これだけ言葉がでてきます。礼拝のうんちくを書くのではないのです。相手がお困りになるであろうことをフォローするのです。

相手の立場に立つというのはむずかしいことですが、そうした心がけでホームページを作っていくと、積み重ねによって、本当にお客様に寄り添ったホームページになっていくのです。

著者紹介

丸山 泰地
丸山 泰地
・キリスト教会専門のホームページ制作事業「BREADFISH」代表
・これまで50以上の教会ホームページ制作に携わりました。
・「ホームページ制作屋さん」というより、教会の情報発信力の向
上をサポートさせて頂くのがミッションです。
・2015年にキリスト新聞で「スキルアップ講座 教会の情報発信術」を連載。「毎日更新してアクセスを増やせ」など間違ったホームページの考え方に警笛を鳴らした・・・つもりです。