「あなたは神様から愛されているんです」

この言葉で心を動かされるという人はいるにはいるでしょうが、信じていない方々にとって、この言葉はピンとこない人が多いんです。

その言葉を伝えられる人にとっては、そもそも神様なんているかどうか分からないのに、いきなり「神様がいる」前提で語られるからです。

もちろんそのようにあえて伝えるという方法もあるでしょう。

ただ、私はそれが本当に愛のある伝え方だろうかと思うのです。
まず大事なことは「神様がいるかどうか分からない」という相手の気持ちを受け入れることではないでしょうか。

たとえば「そうですよね。神様がいるかどうか分からないですよね。私も最初はそうでした」

と言われたら、ちょっと安心しますよね。

さらに「実は今でもわからなくなることがあります」

と言われたら、「えっ?!」と相手は驚きますよね。そこに共感がうまれるんです。

そういうことを書いてください。ということが言いたいのではありません。
教会の情報発信で一番大事なことは相手に寄り添うということがお伝えしたいことです。

「伝える」ことより「寄り添う」ことです。

登山は詳しくないのですが、富士山などの高い山にはいくつもの山小屋や休憩所がありますよね。厳しい山道を登ってきて、ふと山小屋があるとほっとしますよね。

登山者たちはそこでいろいろな準備を整えて、また厳しい山道に挑んでいくのだと思います。

教会は、厳しい人生という道を歩んできた人たちがほっとできる山小屋や休憩所のような場所であってほしいですね。

そして、本当のゴールはあちらなんですよ。という道を示すことが役割じゃないでしょうか。

厳しい道のりを歩んできた人たちに「よくここまで来られましたね。ゆっくりしていってください」と声をかけてくれるような優しい雰囲気がにじみ出る教会HPは素敵だなぁと思います。

もう一度書きます。「伝えることより寄り添うこと」そういう心持ちでいることが教会の情報発信で重要なことです。

著者紹介

丸山 泰地
丸山 泰地
・キリスト教会専門のホームページ制作事業「BREADFISH」代表
・これまで100以上の教会ホームページ制作に携わりました。
・「ホームページ制作屋さん」というより、教会の情報発信力の向
上をサポートさせて頂くのがミッションです。
・2015年にキリスト新聞で「スキルアップ講座 教会の情報発信術」を連載。「毎日更新してアクセスを増やせ」など間違ったホームページの考え方に警笛を鳴らした・・・つもりです。