第10回 独自ドメインをお勧めするワケ

この記事は、2015年にキリスト新聞で1年間した「スキルアップ講座 教会の情報発信術」を、さらに修正を加えて2016年度版として公開するものです。キリスト新聞はキリスト教界の最新情報を毎週まさに新聞という形で届けてくれ、たいへんためになる情報も盛りだくさんです。このような機会を与えてくださったキリスト新聞社のみなさまに感謝します。全42回です。

つくっただけでは誰にも見てもらえないのです

たとえば、みなさんのホームページが完成したとしましょう。やったー!\(^o^)/

しかし、作っただけではホームページを他の人に見てもらうことはできません。たとえば、チラシも作って自分でニンマリ眺めているだけでは誰にも見てもらうことはできませんね。チラシを配る、チラシをどこかのお店に置いてもらう、ということを経て、はじめて人の目に触れることになります。さて、完成したホームページを見てもらうにはどうすれば良いでしょうか。

「サーバー」と「ドメイン」

ホームページを見てもらうには、ホームページのデータを置く「場所」が必要です。この場所のことを「サーバー」と言います。「場所」と書きましたが、 実際は24時間365日インターネットに接続されたコンピュータです。ここにホームページのデータを置く(「転送する」「アップロードする」といいますね)ことで、ホームページを不特定多数の人に読んでもらうことができるのです。

そしてもう一つ必要なものが「ドメイン」です。ドメインはインターネット上の住所のようなものです。ドメインを取得すると、図1のようにホームページアドレスやメールアドレスに教会名や団体名にちなんだ好きな名前を入れることができます。あれ? 「ドメイン」と「アドレス」はどう違うの?と思う方もいらっしゃると思いますが、「ドメイン」を元に「ホームページアドレス」や「メールアドレス」が決まると考えてください。

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間借りアドレスというものもありますが・・・・

さて、「あれ?うちはドメインなんて取得してないけどホームページを持っているよ」という方もいらっしゃいますね。その場合はプロバイダ(接続業者)などのアドレスを間借りしているのです(図1)。手紙でたとえるなら「◯◯様方」という感じですね。
図2の例ではOCNというプロバイダのアドレスを間借りしていることが分かります。
しかし、わたしはみなさんに間借りではなく、ドメインを取得して頂くようにおすすめしています。(間借りに対して独自にドメインを取得するので「独自ドメイン」とよく言いいます)

間借りしたアドレスを利用していると困ったことがいろいろ出てきます。たとえば、料金の安いプロバイダに変更しようとした時にホームページアドレスやメールアドレスの変更を余儀なくされる場合があります。その度にアドレスが変わったことを周りにアナウンスしなければなりません。パンフレットや名刺に印刷してしまったものも修正が必要です。

ホームページは長く続ければ続けるほど評価が高くなり、検索した時の表示順位も上がります。しかし、ホームページのアドレスが変わるとその評価が引き継がれないことがあります。今まで上位に表示されていたにもかかわらず、ホームページアドレスの変更によってリセットされ、無駄になってしまう可能性もあります。

それに対して、ドメインを取得した場合、プロバイダを変えてもホームページアドレスやメールアドレスが変わることがありません。ドメインは取得した人や団体の所有物になるので、半永久的に使えるのです

とっても手軽なお値段で取得できます

そうは言ってもサーバーやドメインを取得するのは、大変費用がかかるのではないか。と思われるかもしれません。
昔はそうでした。しかし、今は相当値段が下がり、両方合わせて年間5000円ほどで運用しているケースもあります。経済的負担が小さいのでぜひ取得したいところです。

さて、サーバーやドメインはどこでどうやって取得するのでしょうか。次回以降、ドメインやサーバーについて、もう少し詳しく見てみたいと思います。

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