この働きをビジネスとして始めた理由

 2010年9月24日に開業届を出しました(焼肉屋さんでささやかにお祝い)

みなさん、こんにちは。
BREADFISH代表の丸山です。

BREADFISHは2010年9月に始めたキリスト教会専門のホームページサービスです。
この働きを始める時、献金で非営利的に運営するか、ビジネスとして運営するか、悩みました。

教会相手にビジネスをするというのは、当時ためらわれました。
福音書にイエスが商売人を宮から追い払った記事があるのを読んでいましたが、深く読んでいたわけでもなく、なんとなく「宮で商売しちゃいけないんだ」というイメージで捉えていました。

とはいえ、教会堂を建てた設計士さんや建築屋さんは無報酬でやっているでしょうか。
そんなことはないはずです。教会も日々多くの商取引をしています。

ですから、この箇所をちゃんと読むことにしました。しっかり読んでみると単に商売するなと言っているのではなく、人々の信仰心を利用して自分の私腹を肥やすこと、もっといえば、自己実現のために神を利用することをイエスは咎められたのだと理解しました。

そもそも、献金モデルというのは、無理がありました。私は自分の教会以外で人脈がほとんどありませんでした。名もない人間の働きを信用して献金をささげてくださるような人はいない。と考えました。不信仰かもしれませんが・・・。

さらに、献金モデル自体がこれからの時代、成り立たないだろうという読みがありました。多くのキリスト教関係の働きが財政難という現状を見れば、一目瞭然でした。

たとえ、献金モデルで経済的に成り立つとしても、「無料でホームページをつくります」というのは、結果的に良いものを生み出さないと考えました。作ってもらう側は「無料でやってもらってるから」と制作者に気を遣い、制作者側は「無料でやってるんだから」という奢りのようなものが出てきがちです。それで中途半端な状態で放置されてしまった教会ホームページはどれだけあるでしょう。

ホームページは作って終わりではありません。作ってからが始まりです。
作ってもらったはいいけど、運用ができない。そういうケースも多くあると思います。今だから言えますが「作ってもらった人と連絡が取れなくなってしまった」というトラブルの相談もよくあります。

そういう理由で、きちんとお金を頂いて、責任をもってビジネスとしてサービスを提供することを選びました。

それにしても最初は人脈もコネもありません。
本当にやっていけるのか・・・と不安を持ちながら、そこは神さまにより頼んで・・・と気を取り直して船出をすることにしたのでした。

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