第33回 内部の写真で教会をガラス張りに

この記事は、2015年にキリスト新聞で1年間した「スキルアップ講座 教会の情報発信術」を、さらに修正を加えて2016年度版として公開するものです。キリスト新聞はキリスト教界の最新情報を毎週まさに新聞という形で届けてくれ、たいへんためになる情報も盛りだくさんです。このような機会を与えてくださったキリスト新聞社のみなさまに感謝します。全42回です。

写真は教会をオープンにする重要な要素!

写真やイラストは、ホームページの重要な要素です。前に、文章こそ最も重要であることを説明しました。とはいえ、画像を軽視してよいということはありません。しっかりとした文章に写真やイラストを添えることで見やすさが増しますし、文章の内容もイメージしやすくなります。

教会のホームページにおいては、教会内部の写真を公開することはとても大切です。ホームページの大きな目的は、教会をオープンにすることです。わたしはいろいろな教会の前を通る度に思いますが、平日に教会の扉が開いているのを見かけることは本当に少ないです。日曜日の朝を除いて、教会の扉は閉じていることが多いですね。

初めてのお店に入るときに、外から中の様子がみえないお店には入りづらいですね。ガラス張りで明るい雰囲気のお店の方が入りやすいですね。
ましてや教会、はじめての人がそこに飛び込んでいくことは、敷居が高く、勇気が必要です。もし、外からのぞいて、教会の中が見えるならば、入りやすくなりますね
教会の扉をいつも開けましょうとはいいません。そのかわり、ホームページで教会をガラス張りにするぐらい中を見せてください。

どんな建物だろうと自信を持って公開しよう!

「うちの教会は、建物も見栄えがしないし、教会員も10人ほどなので、とても見せられない」。というような考えは捨てて頂きたいのです。教会はキリストの体です。人の目にはどう言う風に写ろうとも、そこは、主が輝かせてくださいます。
人混みが苦手な人にとっては、人が少ない教会の方が行きやすいのです。教会というとステンドグラスやマリア像を想像するような人にとっては、一軒家のような小さな教会はインパクトがあり、興味をもってもらえます。家庭的な暖かい雰囲気に惹かれる人もいるはずです。どうぞ胸を張って、写真を入れてください。

まずプロに頼むことを検討

ホームページを作ると決めたら、教会の写真をたくさん撮りましょう。
建物や礼拝堂が自慢だという教会では、ぜひプロのカメラマンに撮ってもらってください。プロの写真はまったく質が違います。これをホームページに使うだけで、ぐっとホームページの質感が良くなります。撮影する写真を限定すれば1万円程度で引き受けてくれる写真屋さんもあります。また、ホームページだけではなく、紙のパンフレットやチラシにも使えるので、ぜんぜん損はないと思います。

自信がなければたくさん撮りましょう

最近は高価なデジタル一眼レフのカメラを持つ人も増えました。教会の中にもプロ並みに写真を撮れる方がいるかもしれません。そういう人に撮影を頼んでみましょう。
そういう人がいない場合でも大丈夫。最近はスマートフォンでもきれいで質の高い写真を撮ることができます。腕に自身がないという方は、たくさん撮ってください。たくさん撮れば撮るほど、良い写真が撮れる確率も高くなります。ホームページにつかう写真は大体20〜30枚程度なのですが、私が見てきた中では、1000枚以上撮った教会もありました。そこから取捨選択した20〜30枚は質が高いものになります。

写真を撮るときは、ホームページの内容を意識しましょう。建物や礼拝堂の写真はもちろん、礼拝や祈祷会、教会学校などの集会風景やスタッフの写真は最低限必要になると思います。次回、あまりカメラが得意ではない方向けに、ホームページに使う写真を撮るポイントをご紹介したいと思います。

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